ブックメーカーとは?と思われた方がいるかもしれません。
あらゆるスポーツを賭けの対象として、オッズ(倍率)をもとに配当する賭け屋の
ことをブックメーカーと言います。
え?賭けということは賭博だから違法でしょ、と思われた方がいるかもしれません。
確かに、日本では賭博は禁止されています。
刑法には次のような記述があります。
第185条
賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。
但し書きがあるようにすべての賭博が禁じられているわけではなさそうです。食べ物や日常品など一時の娯楽に供する物の場合には、度が過ぎなければOKということになります。そして、同じ刑法には次のような記述もあります。
第35条
法令又は正当な業務による行為は、罰しない。
というわけで、政府が公認した競輪や競馬などれっきとした賭博が行われているわけですから、賭博そのものが悪いわけではないようです。それではどうして、規制が存在するのでしょうか?
その根拠は民法にありました。
第90条
公の秩序又は善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は、無効とする。
民法第90条は公序良俗に関する条文で、射倖行為に関する法律行為は無効であるということを主張していますが、たとえば、金融デリバティブ商品などはその境目があいまいであるために、許容されているわけです。
それでは、海外の合法的に運営されているブックメーカーでの賭博はどうなるのか?ないしは、
オンラインカジノなど、わざわざカジノ場に出向かずに、ネットで気軽に賭博ができる環境
が存在する現在、日本からのアクセスもかなりあるかと思いますが、日本の法令で定められ
ていない海外ブックメーカーやオンラインカジノでの賭博は許されるのでしょうか?
それについ次の記事て述べてみたいと思います。
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